-bad end after-
□悪夢
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「志乃、大丈夫アルか?」
「んぅ…」
心配そうにのぞきこむ神楽ちゃんにようやく焦点があった
「あれ、えーと…銀さんたちは?」
「…」
「そっか…」
あんなに優しい銀さんが私を失神させてまでおいていったのだ。よほどの理由があるに違いない。神楽ちゃんもさすがにそれに逆らえないのだろう。
「ね、神楽ちゃん。私ってどうしてここに泊まってるの?なんか全然覚えがなくて…」
「ヅラと喧嘩して夜中に家出してきたって聞いたヨ。私は寝てたからよく知らないアル」
「あー、そうなんだ…」
だめだ。やっぱり全く思い出せない。お酒でも飲んだのかなぁ。