-bad end after-
□対峙
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「悪いな、新八くん。危ない真似をさせてしまって…」
「銀さんと神楽ちゃんと一緒になって…もう慣れちゃいましたよ。」
桂と新八は紅桜二号という刀の作られている工場の屋根に爆弾をしかけていた
「にしても、どうします?船が江戸を出ちゃいましたよ、桂さん。僕たち、もう逃げ場が…」
「安心しろ、新八くん。この爆弾が爆発したらエリザベスが迎えにくる」
「さすがですね」
新八は少し感嘆を漏らした
「でもこれ、ちゃんと中に人がいない時に爆破させないと死人が出ちゃいますよ」
「ああ、そうだな…」
現在、工場内には万斉と風琉がたたずんでいた。声が聞こえる。
『黙っていてごめんね…万斉』
『許さん。一生かけて許しを請え。それでようやく許してやるでござる』
『…わかった、そうする。どうすればいい?』
『もう隠し事は無しだ。迷惑だなんだ…お前で判断するな。拙者がどう思うかは拙者が自分できいて、自分で決めるでござる』
『うん…』