-bad end after-
□別れの時
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「オラオラまた子ぉ、お前私たちを騙しているわけじゃないアルな?」
神楽と志乃は来島また子に導かれるまま進んでいた
「まあまあ、そう食いつかないでよ神楽ちゃん…どうせこうするしかないんだからさ」
志乃は神楽をなだめた。
本当にこうする他ないのだ、だってどのようにしたところで敵の懐にいることに変わりはないから。
「ほら、あそこっスよ」
また子の指の示す先に愛華と銀時の背中が見えた。二人もどこかへ向かう最中らしく走っている
「愛華ーーーっ!」
志乃はたまらなくなって叫んだ。会いたかった。とてもとても
「志乃!」
「元気にしていた?心配したのよ、愛華…」
「元気にしてたわ!志乃こそ元気にしていた?」
振り返った愛華と手をとりあって、志乃は再会を喜んだ