-bad end after-
□遠い君へ
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[新八くんへ
直接会ってお話しできないのがとても残念です。今、私はとても元気にやっています。風琉っていう故郷の友人にも会えたし、また子さんという新しい友達もできました
だから、心配しないでね。
ただ心残りなのは、お通ちゃんのイベントになかなか参加できないことかな。また新八くんとお通ちゃんのライブに参加したいな。
もしも晋助の旅が終わって、普通に江戸に帰れるようになったら、万事屋に行くね。そのときは新八くんの美味しいお茶をのみたいな
愛華]
そんな手紙に目を通して、新八は微笑んだ
「それでいいアルか、新八」
神楽の不満そうな顔に、新八は満面の笑みで返した
「…いいんだよ、僕は」
ーーー愛華ちゃんが幸せなら、それで十分なんだ
新八は、うーん、とのびをした
「さてと、お茶の練習でもしようかな」
もしも次に彼女が万事屋へ訪れたら、世界で一番美味しいお茶を飲ませてあげられるように。