たからばこ
□教えて!コックリ先生
1ページ/6ページ
「コックリさん…」
結愛がいつになくもじもじとした様子で話しかけてきた
「ん?どうした?」
「あのね、お願いがあるんだけど…
聞いてくれる?」
戦略。
絶対こんなの、武器にしてるに決まっているのだ。
恥ずかしそうに顔を赤らめて、上目づかいで…。
わかっている。
わかっているんだ、そんなことは。
でも…。
「おう!任せとけっ!なんでもコックリさんが解決してやる」
「ほ、本当に?いいの!ありがとう!」
「ああ、コックリさんは嘘はつかないからな〜」
「さすが〜!」
えへん!と腕を組んで、我にかえる。
ああ、またしてやられた…