-bad end after-
□イチニチ
1ページ/5ページ
「桂さん、大丈夫ですかね」
「さァな」
答えなんてわかるはずもないけど、新八は銀時に問いかけずにはいられなかった。
二人は今、スクーターで目的地へ移動している。少しその場所は遠いらしく、新八は気をもんでいた
ーーー思えば、今日は朝から嫌な予感がしていた
『よォ、新八』
朝、新八が出勤すると仕事が入っていない日だというのに珍しく銀時が起きていた。
『志乃ちゃんが夜中に突然押し掛けてきてさ。銀さんの布団奪いやがったんだよ、あの女』
どうやら桂と喧嘩して家出してきたらしい。
『それは災難でしたね』
『まったくだよ、チクショー』