-bad end after-

□あれから
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銀時はその質問に大きくため息をついた


「あのなぁ…新八だってガキじゃねぇんだ。もう気にしてねぇよ」


「そうかもしれないけどさ」


新八は愛華に惚れていた。愛華もまた新八を想っているらしいことは、銀時も志乃も知っていた

だからこそ愛華が連れ去られたとき、新八に"お前が助けろ""惚れた女だろ"といった感じで焚き付けてしまったのだ

彼女を救うべく万事屋一行や志乃が鬼兵隊にのりこんだとき、彼女は駆けつけた新八の手を振り払って鬼兵隊に残ったらしかった


「私のせいよ、新八くんに余計なこといってより傷つけてしまったわ」


気を落とす志乃の肩を銀時は元気付けようと軽くたたいた


「おめーはなんで全部しょいこもうとするんだ。新八がやりたくてやったことだ、気にすることじゃねーだろ」


銀時はまだ暗い顔をしている志乃を苦笑した


「俺に言わせてみりゃ、新八よりおめーのほうがよっぽど過去にとらわれてるぜ」
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