-bad end after-
□目覚め
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「なにをいってるのよ」
愛華が外に出ようと自室の扉を開けた先に、男がいた
「え…」
鬼兵隊のうちの一人だ。その男が刀を抜いた
「愛華殿。貴殿の最近の行いは目に余る!成敗っ」
男が愛華に斬りかかろうとした瞬間、横殴りの雨のように銃弾が男に降り注いだ
「ぐぷぁ…!」
男が血まみれになりながら崩れ落ちた
突然の出来事に愛華の足からも力が抜けた
「おいおい…大丈夫か」
いつのまにか背後にいた高杉に支えられて、愛華はようやく立っていた
「なんで…誰が、どうしてこんなことを」
震える愛華の視界のすみ…男を仕留めた銃弾のとんできた方向から、銃を構えた来島また子が現れた
「あんたのためっスよ」