-bad end after-
□目覚め
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「ほんとはアンタだってわかってたはずだ。私と晋助様が影で動いてたことくらい」
そう、知ってた。
知ってて、知らないふりをしていたんだ。
「また子。後片付けを頼む」
「はいっ」
高杉の指示でまた子が扉を閉めた。廊下に転がっている血まみれの男を片付けるところを愛華に見せないためだ
「愛華、今日くらいは怠惰に過ごそうぜ」
気づけば、愛華は高杉にされるがまま、彼の膝の上で抱きしめられていた
「私、知ってたの…」
彼女の暗殺を企てる輩を、影で高杉やまた子が消していたこと。
「ごめんなさい、私のせいで…」