-bad end after-
□イチニチ
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『そう…ですか…』
攘夷志士の男は肩をおとした
『実は桂さんが何者かによって襲われたようなのですが、安否がわからないのです。今、皆で懸命に捜査しているところです』
男は桂の血染めの所持品を見せた
『もしかしたら、桂さんは、もうーーー』
今朝、ミーティングのために攘夷志士達が桂の自宅を訪れたところ、その部屋は戦場のような有り様だったらしい
飛び散った血、崩れ落ちた障子、ずたずたのたたみ。
そこに住人の桂とエリザベスと志乃の姿はなかった
『あ、でもエリザベスさんとはさっき連絡がつきました。どうやら志乃さんが家出した後エリザベスさんと桂さんが二人で家にいるところを襲われたとか…逃げるのに手一杯だったので、桂さんの行方はわからないそうです』
万事屋の空気は張り詰めたものとなった。桂が…殺られたかもしれない