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□お掃除黒様
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黒は考えていた。
白のとき抜けた頭髪は当たり前だが白金だ。
では自分の時に抜けた頭髪はどうなのだろうかと。
コロコロをかけながら考えていた。
おもむろに手で梳くと指に一本髪が絡まってきた。
今のところその色は黒い。
黒はそれを白い紙の上にのせ卓上に置くとまたコロコロをかけはじめた。
一通り掃除を済ませて卓上を見れば、髪はまだ黒くそこにとどまっている。
しかし、コロコロについた何本かの髪は金と白金しかない。
まぁよい。
ポツリと呟くと黒はそれを紙に包み懐へ忍ばせた。


カサ…
サガの胸に進めた指に何かが当たった。
何かのメモ書きか?
押し倒しながらミロはサガに問う。
いや…覚えがない。
首をかしげながらサガは紙を開いた。
髪はするりとサガの胸に落ちたが、気付かれることはなかった。
何も書いてはいない…アレの悪戯だろう。
苦く笑うと手を伸ばしそれ机に置いた。
肌が重なり熱を帯びていく。
焦らすようにゆっくりと優しくミロは性感帯を攻め始めた。

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