泣き虫サッカー

□お家事情
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夜、春奈さんがテントから出ていく所を見てしまった。

「(あれ?春奈さんは他の人より早く寝るのに・・・珍しい)」

未だに寝れない私は気になって春奈さんの後ろを追いかけて行った。すると、鬼道さんと会話をしているのを偶然、聞いてしまった

「(そうだったんだ・・・)私と同じ」

帰ろうとしたとき、春奈さんの怒鳴り声が聞こえてきた。驚いて様子を見に行ったら木暮さんに説教中だった

「恋幸ちゃん!?どうしてここに・・・?」

「えと、夜風に当たりに来たんですけど」

春奈さんはハッとした表情を浮かべ、私にいってきた。





「木暮君の練習相手になってほしいの!!」




時間は遡り、朝

古株さんと交代で木暮さんの相手をしていた。凄い運動神経と体力、そしてバランス感覚

「凄いです!木暮さん!!」

「何も凄くねぇよ!ボール全然取れないし」

まさかの無自覚。でも、鍛えて試合に出せば凄いプレーヤーになれる。

少し時間が立ち、雲行きが怪しくなってきた。

「この黒い雲って、エイリア学園?」
「多分そうだわ!行きましょ!!」

春奈さんは私と木暮さんの手を引いて、走って行く。
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