泣き虫サッカー
□実力
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「このまま終わってたまるかよ!!」
そう言って染岡さんは吹雪さんに向かってボールを蹴った。吹雪さんは軽く止めて染岡さんを弾き飛ばしてしまった。
「俺もまだ足りねぇ、行くぜ!
エターナルブリザード!!」
そして、ディフェンス二人係でボールの軌道を変えて、ゴールを守った。
「そこまでよ。次は恋幸の番よ」
「よ、宜しくお願いします。頑張ります!」
そして、恋幸対雷門中の試合が始まった。
吹雪さんはベンチで見ている。
「(吹雪さんが見てる・・・頑張らなきゃ)」
「お手並み拝見だな。」
「こんな奴、俺一人で止められるぜ!」
鬼道さんはニヤッと笑い、染岡さんは自分が負けた事を引きずっているのか、頭に血がのぼって一人で突っ込んできた。
「・・・ふぅ、いきます!」
染岡さんを抜き、猛スピードでゴールへと向かう。
「行かせない!」
と、前に塔子さんが立ちはだかる。
「疾風ダッシュ!!」
「「なっ!」」
「俺の必殺技!」
「止めるっス!ザ・ウォール」
壁山さんが必殺技で対抗してきた。そして、あの技を射つ体勢に入った
「吹き荒れろ、エターナルブリザード!!」
「えっ!?」
「吹雪の技まで!?」
円堂さんは少しタイミングを外し、ボールはゴールに入った。
「やったぁ!!えへへ」
一人で喜んでいるが、皆は唖然として中には口をあんぐりと開けている人もいた。
「そこまで!合格よ。新しいエースストライカーと切り札の誕生よ」
こうして、私の宇宙人退治は幕を開けたのだった