みじかめ
□ほしがってヨ
1ページ/4ページ
俺の目はひとつの修羅をみつめていた
「阿伏兎、あの子何者?」
笑顔で問う
「んぁ?
ああ、ありゃ最近入った新入りだ。
確か...名前はもへじと言ったか?
噂じゃあの強さは誰に教わったんでもなく生まれたときから身についてたモンらしい。
おまけに歳は16ときた。
おじさんは怖いねー」
戦場を駆け巡る
ひとりの少女
返り血を浴び
敵を粛清せんとばかりに
だが無表情で
戦うことが楽しくないのか?
「へェ〜」
「オイオイ〜また変なのに興味持つなよ?」
「それはどうかな?」
鼻歌を歌いながら
戦場をあとにする
「もへじチャン♪」