他CP

□おにごっこ
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ただいま俺、沢田綱吉は走っています。

ランニングじゃないよ、走んの嫌いだし。
いや、これがランニングだったらどんなにいいだろう…





「待て!ツナっ」

「10代目ぇっ!!」

「…走るのめんどい」

「待つびょーん!」

「クフフ、待ってくださーい!」

「ゔぉぉい!待ちやがれぇ!」

「俺から逃げ切れると思ってんのか?カスが」





マジでこいつらなんなんだ!
めっちゃ余裕そうな顔してるんですけどぉお!!
つかなんでヴァリアーまでいるんだよ!
逃げ足だけは早いからなんとか逃げてるけど、さすがにあの人たちには勝てない。
疲れてきた…
もう走るのやめようかな…










「もうっ、そうやって僕を焦らしているんですねー?クフッ」

「10代目っ、お疲れでしたら走らなくていいんですよーっ、俺が介抱して差し上げますからーっ」

「ははっ、潔く俺のもんになっちまえよー」










………だめだ、
つかまったらいろんな意味で危険だ!!!

でもこのままじゃ、いつかあの人たち、本気だしてきそうだし、俺自身疲れてきたし…
ほんとはこんなの使いたくないんだけど…



ゴクッ



死ぬ気丸を飲んで空を駆ける。
さすがに空までは追い掛けてこられないだろう…










「待てっつってんだろ!」










耳元で声がしたと思ったらすぐ近くにザンザスの顔が。





ガッ

「ぐぁっ!」





びっくりしてとっさに殴ってしまった。
そういえばこいつも飛べるんだったな、不覚だった。
それにしても、殴られても追い掛けてくるなんて…なんてしぶといんだ。
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