太刀川隊の剣姫

□太刀川隊の剣姫
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忍田本部長のもとへ行き、太刀川が叱られた後、太刀川隊に防衛任務が発令された。
なんでも、近いうちに多くの近界民が侵攻してくるらしい。
内容は至極簡単なものだが、それでも闘うことが出来ると知ったからか、叱られてしょんぼりしていた筈の太刀川は元気になっていた。
この戦闘狂め。
「雪華、慶のサポート頼んだぞ」
「了解。任せてください」




本部長室を後にした私達は、太刀川隊の部屋に向かって歩いていた。
「そうだ。雪華と俺で、どっちが多く倒せるか競争しようぜ」
「えー…。別にいいですけど、私今日は本調子じゃないからあんまり動けませんよ?」
「具合悪いのか?」
「具合悪いというか…、定期テスト明けですし、一応疲れてますから」
「なるほど」
そんなことを話していると、部屋に着いた。
「あ!柚宇先輩!!」
「雪華ちゃん!テストお疲れ様〜」
「柚宇先輩もお疲れ様です!」
室内には、いつの間にか国近柚宇が来ていた。太刀川隊のオペレーターだ。
「先刻、忍田さんのとこ行ったら防衛任務が入った。雪華、詳細頼む」
「ん、了解。それでは詳細について話しますねー」
忍田本部長に説明を受けた通りに防衛任務詳細を話した。
「…ということです。まぁ、要するにいつも通りですね」
「今回は俺、主に援護になりそうだな」
「だね。雪華ちゃんと太刀川さんが前衛で、出水くんが後衛だね」
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