番外編
□忍足くんと接触3
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「ふーん。なるほど。ジローの隣が自分やったから捜し役に抜擢されたんか」
「っうわ!?」
「俺の顔見て後退りとは相変わらず失礼な態度やねぇ?風宮さん」
「そ、そうは言ってもいきなり顔を覗き込まれたら普通驚くんじゃないかな。忍足くん」
「さようか。」
「そうです。と言うかなんでC組に居るの?」
「ああ、宍戸に用があるんやけどどこに居るか知らんか?」
「宍戸くんなら地理の先生に頼まれて資材置きに行ってるから後少しで戻ってくるんじゃないかな」
「ほな、ここで待たせてもらおうかな。風宮さん、話し相手になってや」
「別にいいけど。で、何話すの?」
「せやな。自分、血液型は何型や?」
「B型」
「あー…なんやわかるわ。」
「そう?他の人にはよくA型やO型って言われるんだけど」
「ああ、それはB型の性質のせいやろな。気分屋やから無意識にころころ変えとんのとちゃう?」
「確かに気分屋だとは思うけど。…じゃあ、忍足くんは何型なの?」
「さあ何型やろうな?」
「質問を質問で返さないでくれるかな?」
「しゃあないやん。自分についてはそう簡単に教えられへんのや。そないに気になるんやったら俺の血液型当ててみい。」
「A型」
「!…そう思った理由は?」
「んー…なんでも上手くこなしそうな感じだから。」
「…まあ感じやなくて大抵のことは上手くこなすわな。俺」
「自慢か。と言うことは、正解なの?」
「おう。あ、宍戸来たみたいやし俺もう行くわ。ほなな」
「じゃあね」
To be continued