番外編
□忍足くんと図書室
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「くっ、届かない」
「これかお嬢さん」
「あっ忍足くん、ありがとう」
「ええよ、…にしても背ぇ小さいな自分」
「うっ、…人が気にしていることをさらっと言わないで欲しいな」
「すまんすまん。…それ読書感想文の課題図書の一つやんな。もう手ぇつけるんか?」
「うん、そうだよ」
「真面目ちゃんやな」
「そういう忍足くんは何を借りにきたの?」
「何って…恋愛小説」
「ブレないね」
「まあな、俺のおすすめは」
「えと、この課題図書読み終わったら聞かせてもらうね」
「相変わらずつれへんな、風宮さんは」
END