番外編
□王子と姫とメガネ
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「うーん、どうしよう。道に迷ってしまった。……あ、あの!ここの眼鏡店に行きたいんですけど」
「えっ!?…私ですか?」
「どうした、竜崎」
「あ、リョーマくん、実は」
「アンタ、……その制服跡部ってサル山の大将とこの……こいつに何の用すか?」
「跡部くん?サル山?あ、ごめんね。私は氷帝学園3年の風宮葉月と言います。実はこの近くにあるはずの眼鏡店を探してて」
「へぇ、メガネ?」
「うん、球技大会でうっかり眼鏡を壊しちゃってね。……教えてくれたらお姉さんがお礼にジュース奢ってあげるよ?」
「……じゃ、Pontaのグレープ味。あと俺は青学1年、越前リョーマ。ついてこれば?」
「おっ、教えてくれるだけじゃなくて連れて行ってくれるの?ありがとう、越前くん」
「別に、……ほら竜崎もなんか頼めば?」
「私は竜崎桜乃です。わ、私もリョーマくんと同じのでお願いします。」
「わかったよ。ありがとうね」
END