番外編
□忍足くんともしも
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「風宮さん、あんな、俺」
「どーしたの?」
「この世界で君が…君だけがおらん、夢を見たんや」
「はい?」
「ほんまに夢で良かったわ。君がおらんなんて俺には耐えられん。心が閉ざせへんし心が乱れそうやった」
「忍足くん、ちょっと落ち着こうか」
「落ち着け言うけどな。落ち着いてられんわ。君が居らんかったら誰が俺のボケを突っ込んでくれるんや、なあ風宮さん!?」
がしっ
「肩を掴むな、痛いわ。ダラァ!」
「ダラとちゃう!アホって言うてや!」
「ダラで充分や!」
「ダラやないアホや!おかん!」
「あーはいはい、って誰がおかんだ!?こんなでかい子産んだ覚えないわ!」
「ひどいわ、おかん!今度は俺の存在をなかったことにするんか!」
「夢の話だろ!?今関係ないよね!?」
「また忍足が風宮に絡んでるぞ、岳人」
「ほっとけ、助けに入ったら今度は俺らがあの寸劇に巻き込まれるぜ」
END