番外編
□忍足くんと従兄弟
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「先生、数学のプリント終わりました。」
「はいよ。おっと、そうだ。風宮、この書類を跡部に持っててくれないか?」
「わかりました。(この時間だと部活かな)」
【テニスコート】
「あれ?風宮さん、どうしたの?」
「あ、滝くん。跡部くんに書類を持ってきたんだけど、どこにいるか知らないかな?」
「景吾くんに?ちょっとそこで座って待ってて。呼んでくるから」
「うん。(あ、忍足くんだ。電話してる。休憩かな?)」
「居るで関東にも。めっちゃ図太い神経で唯我独尊。三白眼で睨んでくるものごっつう一年が」
「……。(電話だれと話してるんだろう?)」
「よう、風宮」
「あ、跡部くん。これどうぞ。」
「ああ、ありがとな。…忍足のヤツが気になるのか?」
「ううん。じゃあ、私帰るね」
「おう」
「なんやこっちはアメリカ帰りや!インターナショナルやで!」
「おい、何の自慢大会だ?アーン」
「…あ」
「それと、先程風宮が来たぞ」
「風宮さん!?どこや!?」
「もう帰った」
「な、なんて間の悪い」
『侑士?どないしたんや!』
「うっさい、お前のせいで風宮さんが帰ってもうたやん」
『はあっ!?風宮って誰やねん』
END