番外編
□忍足くんと沈黙
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「……。」
「……。(お、風宮さんやん。何してんのやろ?)」
「……。」
「なあ、風宮さん」
「……。」
「……。(すごい集中力やな。声掛けても気付いてへん)」
「……。」
「……。(俺が正面座ってるって気付いた時、どんな反応するんやろ?)」
「……。」
「(なんか面白そうやな。座ってみよ)」
ー数分後
「……。」
「……。(あれ?なんで忍足くんが正面に座ってるんだろう?)」
「……。」
「……。(本読んでるのかな。邪魔しないほうがいいか。)」
「……。」
「……。」
♩〜♩〜
「あ、次の授業…」
「もうそないな時間か。早いな」
「急がないと。」
「風宮さん、俺が正面に座ってるの驚かんかったな。」
「気付いてたけど、忍足くん読書に集中してたでしょ」
「なんやて!?あかん、詰めが甘かったわ」
END