番外編

□忍足くんと梅雨
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「うーん、最近暑すぎて眠りが浅E〜」

「梅雨に入ったばかりなのに最早夏の気温だものね」

「学校がエアコン完備になってよかったC〜。跡部と監督のお陰だね。あー涼してくて眠くなってきた」

「ジロくん、次の時間小テストだよ。寝たらまずいと思う」

「ん〜先生来たら起こして〜……」

「……。(眠ってしまった。風邪引かないようにブランケットでも掛けておこう)」


「なんやジローの奴寝てもうたん?」

「忍足くん、ジロくんに用事?」

「いや、ちゃうよ。風宮さんに会いにきたんや」

「え?私?随分と直球だね」

「まあな。好きやからな」

「ありがとう。で、本当は何を借りにきたの?」

「なんやお見通しか。英和辞典持っとる?忘れてもうて」

「いいよ。貸すよ。ちょっと待ってて」


「んーおしたりぃ〜」

「なんやジロー起きたんか?」

「どんまE〜」

「……。さっきの会話きいとったん?」

「聞こえたんだよ〜。葉月ちゃんは優しいけど手強いよ」

「せやから好きやねん。おもろいからな」


「お待たせ、忍足くん。英和辞典持ってきたよ。って、ジロくん起きた?」

「うん、ブランケットありがと〜」



END

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