番外編
□忍足くんと女の子
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「忍足くんが好き。私と付き合ってください。」
「……。」
茂みの中ー
「……。(うわぁ、なんというバッドタイミング。)」
「ん〜葉月ちゃん?どったの?」
「ジロくん、しぃー。(まさか告白現場を目撃することになるなんて最悪だ。そしてジロくんがようやく起きたのに出ずに出られない。)」
「あー忍足、告白されてんの?」
「アハハ、うん」
「なんて返事するのかな?」
「んー、さあ?」
「葉月ちゃんは気にならないの?」
「どうして?」
「だって、葉月ちゃん……忍足のこと」
ガサガサ
「そんなところで何しとるん?お二人さん」
「あ、忍足くん」
「あ、忍足E〜バレてた?」
「バレバレや。相手の子、もう行ってしもうたで。」
「振ったの?」
「どうやろうな。俺もわからん。ただお幸せにって言われたわ。まあ簡単言えば俺が振られたっちゅー話や」
「告白されていたのに?」
「ああ、けったいな話やで」
END