番外編
□忍足くんと癒し
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「……。」
「大丈夫か?千紗さん」
「なにが?」
「何がって、なんや上の空って感じやから」
「あ、ごめんね。ちょっと寝不足なだけ」
「あまり眠れてへんの?」
「そんな気を遣わないで大丈夫だから」
「……中坊の俺はそんなに頼りにならへん?」
「えっ!?い、いやそう言うことじゃなくて」
「やって、そうやん。俺に愚痴の一つくらい聞かせてや。千紗さん、ずっと耐えて耐えて最後は壊れてしまいそうで心配なんや」
「忍足くん、心配してくれてありがとう。大丈夫だか」
むに
「アホ、そんな辛気くさい顔して何が大丈夫や」
「いひゃいよ、おひたひくん」
「千紗さんには、罰が必要やね」
「!!(目が笑ってない!!)」
数分後ーー
「い、痛い。もう、やめ」
「いやいや、まだ始まったばっかりやで。もう少しときほぐさな。それに千紗さんの身体やわこくって好きやで」
「す、好きとか、み、耳元で喋らないで……あっ」
「耳弱いん、かわええなぁ。もっと囁いたるわ」
「んっ、ちょっ、やめっ」
「顔が真っ赤やで。初めてなん」
「そ、そんな、ことな……いっ!?」
「はい、嘘やな。だんだんわかってきたで。もう少し頑張ろうな」
「も、もうやら……痛い、どいて」
「グチを一つでも零したらやめてもええで?」
「っ、いじわる。絶対言わない」
「意固地やな。ほならこっちも本気で行くわ」
「!!っ」
数十分後ー
「はぁはぁ」
「どうや、気持ちよかったやろ。俺のアレ」
「言い方がいちいちやらしいよ。けど、マッサージしてくれてありがとう。体が軽くなった気がする」
「うん、血色もええな。脚もええ感じ」
「忍足くんはほんとに足が好きだね」
END