松井家の日常

□松井家の日常(4)
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あたしは早速、海に行った次の日にちっちゃなプールを買ってきた。家の庭に出し、必死に空気入れで空気を入れていった。プールの中に水を少し入れ、暑くないようにパラソルを立てた。


「玲奈ちゃん

プール出来たよー!!」


「今行くー」


玲奈ちゃんは玲音と珠音を連れて庭までやって来た。チビ達は入るかと思ったら、嫌そうな顔をしている。


「よしっ、まずはパパが入ろう」


あたしは服を着たまま、プールに入った。


「ほらっ、冷たくて気持ちいいよ」


玲奈ちゃんは子供達の服を脱がせていた。


「パンツのままでいいの?」


「だって、水着洗っちゃったから」


子供達は興味を持ったのか、水に少しずつ触れていた。


「玲奈ちゃんも入りなよ」


「私はいいよ…」


「ママも入んないとダメだよね?」


子供達は玲奈ちゃんをジッと見ている。


「わかった…入ります」


玲奈ちゃんに水をかければ、薄ピンク色のブラがTシャツ越しに見えてしまっている。


「玲奈ちゃん…ごめん

ブラ見えてる…」


「えっ?」


玲奈ちゃんは恥ずかしそうに腕で隠し始めていた。


「珠理奈…ちょっとタオル持ってくる」


玲奈ちゃんは急いで家の中に入って行ってしまった。

子供達と楽しく遊んでいれば、着替えてきた玲奈ちゃんがやって来た。


「着替えたの?」


「だって…見えちゃうから」


遊び終わってからは、ちゃんと拭いてあげた。遊び疲れたのか、うとうとし始めている。部屋にクーラーをつけ、2人を寝かせた。


「はぁ〜」


「お疲れ様、パパ」


「珠理奈って言ってよ〜」


玲奈ちゃんに抱きつき、甘えてみた。だってこういう時じゃないと、甘えられないんだもん。


「珠理奈は昔から変わんないよね」


「あたしはあたしなの〜」


「なんか昔を思い出しちゃった…」


「モテモテなあたしにヤキモチ

妬いてたよね〜」


「妬いてないし!!」


「あの時がモテ期だったわ

懐かしい」


さて次は懐かしいあの頃の話をしたいと思います。

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