中編

□水色の…
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ベテランの先生に連れられて、

とあるクラスにやってきた

あたしはこのクラスの

副担任を任された


クラスに入れば

ざわつき始めた生徒達


自己紹介の後に早速、

質面攻めにあった


LHRが終わってやっと解放された


廊下に出ても生徒達に囲まれて

大変だった


職員室に戻れば担任の先生が

私に話しかけてきた


「松井先生、言い忘れましたが…

松井先生は生徒達に狙われて

いるので気をつけてくださいね」


「はい?」


「だから松井先生は

容姿がとてもよろしいので、

生徒達が貴女に

恋愛感情を抱いています

教師と生徒の一線は越えません

ようにおねがいしますね

自分自身は自分で

守ってくださいね」


「はぁ…」


恋愛感情ねぇ…


あたしは誰も居なくなった教室に

戻って、座席表の名前をノートに

書き写し始めた

まずは名前を覚えないとね


すると後ろのドアから

1人の生徒が入ってきた


その子を見れば朝会った、

水色のショーツの彼女だった…
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