リクエスト

□話してごらん
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※生存院
※お互い大学生設定
※長編とは関係ありません

僕たちは無事エジプトの旅を終え、なんとか高校を卒業することができた。そして、僕たちは同じ大学に入った。
学部はみんな違うけど、時間が合う時はたまに3人で飲んだりする。
旅の最中に僕と名前は惹かれ合い恋に落ちた。承太郎はそんな僕たちをあたたかく見守ってくれている。素敵な友達ができたとつくづく思う。

いつもは僕か承太郎が飲みを誘うのだが、今日は珍しく名前から誘われ、僕は時間が合ったので承諾したのだが、承太郎は承太郎で同じ学部で飲み会があるらしく、僕たち2人は帰りにスーパーに寄って酒を買ってから僕の家で飲むことにした。
『居酒屋で飲むのもいいけど、こうやって家で飲むのもいいね〜』
「名前、おっさんみたいだ」
『彼女さんに向かって何を言うだーッ』
名前はとても酔いやすい上に絡み酒をしてくるので飲んだ後はいつも僕が世話を焼いている。可愛い彼女だから僕から見れば絡み酒も可愛いものなのだが、承太郎からすれば「うぜぇ」らしい。
『のーりィー!』
「なんだい?」
『んぅー…』
なんだろう。今日はいつもより大人しい。いつもならわーわー騒いだりしているのだが。
『のりあきィ…』
「ん?」
『…ふぇっ、ぇっ、ぇうっ…』
「?!」
な、な?!急に泣き出した?!こんなことは初めてだったので僕はどうすればいいかわからずただオロオロしていた。すると名前は僕の胸に勢い任せに飛び込んできたので、慌てて名前が持っていた缶をハイエロファントグリーンで取って机の上に置いた。できるだけ僕は優しく声をかける。
「何かあったのかい?」
『んぅっ、うぅっ、ひぐっ』
しかし名前はなかなか泣き止まないので、落ち着かせるために頭や背中を優しく撫でる。
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