フランの宣戦布告!
□9 〜おめでとう〜
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ミーはやっと部屋の前にたどり着きドアを開けようとしたとき
『なに笑ってんのさ』
『ふふふふ』
雲雀恭弥っ!
中から雲雀の声が聞こえた
『ハァッハァッ……ハァッハァッハァッ …』
息切れが止まらない
ひとまず落ち着くことにした
2人でいることは予想してましたけどー。笑ってるとなんだか……
『よし』
ミーは大きく深呼吸して、気配を消し少しだけ中の様子をみることにした
中を見ると名無しさんは、窓の近くのソファーに腰をかけていて雲雀ま窓に寄りかかって 名無しさんの方を向いている夕日のせいか名無しさんの顔が少し赤い気がした
しばらく覗いているとだんだん名無しさんがすねた顔になってきたやっぱり顔が赤い
ミーだってあんな顔させたくて頑張ってきたのに……
苛立ちをおぼえたその瞬間
雲雀が名無しさんの前に立ち片膝を床について片膝を立ててポケットから何か小さな箱を取り出した
なぜだかわからないけどミーのこめかみに冷や汗がつたった
名無しさんは少し驚いた顔をしていた
一方雲雀は先程の和んだ顔ではなく真剣な顔をしている
……何を話しているんでしょうかー?
ここからだと聞こえないんで中に入ってみますかー
ミーは幻覚で姿を消し、気配を殺して部屋の中へ入った