長編
□人は見た目で判断すると…
2ページ/2ページ
主人公side
小鳥遊事務所俺の職場
決して大きいとは言えない芸能事務所
社長の小鳥遊音晴さんに同期入社の大神万里さんに俺そして
高校を卒業して勤めて5年目これから新しい仕事仲間が増える
後輩…!!
物心ついた頃からの俺の悩み目つきが悪い事
家の家族は母は平和主義者だけど父に兄と姉は口より先に手が出る
父は目つきが悪い…そして俺達兄弟は顔は全員父に似た
性格は俺だけ母に似た
父と兄は元ヤン都内一二を争うヤンキーグループの元祖総長に10代目総長
姉は元レディースで総長だった
今は3人とも普通に働いているが喧嘩をすると手や足が出る
そんな環境に育った俺だが喧嘩は苦手だった
むしろ家で家事を手伝うのが好きだった
だが俺の環境はとても平和ではなかった。1番上の兄に似た為に逃げ足と攻撃された時の受け身と攻撃の避け方そして睨み方を教わり結果的に…目つきが余計悪くなった
だけどこのお陰で音晴さん…社長に出会えた
五年前一時期オヤジ狩りが流行った
父はそんなのと無縁だったが
高校の帰り道で俺は偶然遭遇してしまった
その人はとても困った様子で大事そうに鞄を抱えて居た
だから俺は嫌だったけど兄達直伝の睨み方をヤンキー達にやってみた
…結果一目散に逃げて行った兄の名を叫びながら
1度兄に喧嘩を吹っ掛けてボロ負けしたんだろうと思った
何も無かったの様にその場を去ろうとしたが
…音晴さんはにこやかに話しかけてきた
俺は驚きながら顔を見た。大抵の人はすぐに逃げてしまうからこんなににこやかに話しかけてきた人は初めてだった
音晴さん是非お礼がしたいから家の事務所に来てくれと名刺を渡して急いでいたらしく足速に去って行った
その後俺は事務所に行って事務員の仕事に興味を持ちそして卒業後就職したのだった
?「失礼します
昔を思い出していたら事務所の扉が開いた。
入ってきたのは女の子
その子は小鳥遊紡
万「紡さん、ようこそ!小鳥遊事務所へ。改めて自己紹介しますね。事務員の大神万里です。
主「同じく事務員の並木##NAME1##です。よろしく
紡「大神さん、並木さんこんにちは。いつも父がお世話に…じゃなかった。新入社員の小鳥遊紡です。よろしくお願いします。
主「うん。とりあえず座ろうか?何か入れてくるお茶で良い?
紡「は…はい
万「ありがとう##NAME1##くん。…さっそくですが、紡さんには、アイドルグループのマネージャーになっていただきます。
紡「い、いきなりアイドルグループですか?
そう我が事務所はモデル、ダンサー、コーラスなど手掛けてきた
万「いよいよ事務所初の男性アイドルグループ養成にチャレンジする事になりました。
社長が長年計画していた、事務所の社運をかけた一大プロジェクトだ
主「熱いから気をつけて飲んでね
万「成功すれば、私達のお弁当ものり弁から幕の内になると、社長がおっしゃっていました。
目指せグレードアップ
紡「そんな大事な仕事、どうして新人の私なんかに…お父さ…社長ったら何を考えてるんだろう?
主「解んない事とか困った事があったら俺とか万里さんに聞けばいいよ
万「そうです。それではさっそく、懐石弁当(仮)に会って頂きましょう。
紡「か、懐石弁当(仮)…?
万「アイドルグループの仮の名前です。我が事務所の期待を感じるでしょ?##NAME1##くんはあの子達の飲み物持って来て貰える?
主「了解です。
万「紡さんどうぞ、こちらです。あなたの担当するアイドル達は今ここで…
紡「レッスンをしているんですか?
万「バスケをしています。
紡「バスケ!?
万「正しくは3on3
紡「何でバスケをしてるんですか?
さてと俺もそろそろ飲み物持って後はタオルとか持って行かないと
これが紡と懐石弁当(仮)後のIDOLiSH7との出会いだった