長編

□視えちゃった
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出先で事件に巻き込まれて経った今別室での事情聴取を終えまた他の人も居る待機部屋に戻される


戻った後私はある男性の斜め上を視て下を向いた


この事件の犯人である先程の男性にべったりとくついて被害者2人は恨めしそうに見つめている…

鬼の形相とはこの事かと何処か冷静な頭で思う


この視える状況には未だに慣れていない、しかも依頼されていてマークしていた犯人がまた罪を犯すとは


警察は私の次にまた関係の無い人を連れ部屋を出て行った



犯人は視れば直ぐに解るハズだった警察もこの場に居る人も私達以外は誰も解らない異常な事態にあえて私は言葉を発すること無く黙って顔を上げようとはしなかった


目が合ったら…視えるって解ったら終わる…どうしたら良い?2人分は受けた事がない


冷や汗が出てきそうになる


?「おやまぁあそこに居るのは毛利って人ね…確か眠りの小五郎だったかしら?探偵さんだったわね!


そんな今は浮遊霊になったおばあちゃんの呑気な声が聞こえて少し肩から力が抜ける


すると子供の足が見えた


?1「お姉さん?大丈夫?


見た目は小学生位だろうか…でも何処か変だ


主「…君は?


江「僕は江戸川コナンお姉さんは?


主「…都筑##NAME1##

チラッと彼を見ると心配しているようだ

江「##NAME1##お姉さん。顔色悪いよ?

彼は怖くないのだろうか?まだ小さいのに怯えていない。毛利探偵と行動していたから事件に巻き込まれるのは初めてでは無いのかも知れないが落ち着き過ぎでは?

主「…初めてだから怖くてそれに1人だし(死霊が2人も居るの)

江「そうなんだ…僕達の所に来る?

彼は少し考えて一緒に来ていた女の子の元を指す

少し話は噛み合っていないかも知れないが死体を普通に見るのは初めてなのは事実だし周りからすればおばあちゃんは視えない私は1人何だ


主「御迷惑で無ければ…お願いしたい(彼が居たのは部屋の隅だったあそこなら多分被害者達とは目は合わない)


そう今の人は毛利探偵が解決してくれるとする消えるかは別として依頼者の方は…やっぱり私が解決しないと

もう1人の事はこの中で犯人に私それと私のおばあちゃんのハルしか知らない



江戸川君に連れて行って貰い毛利さんの娘さん蘭さんと少し話していたら


毛利探偵が証拠が集まったらしく犯人が解ったと自信満々に違う人を言った

その人は慌てて否定したが信じた人からは冷たい目で見られる


しかし名前の通り眠りにつくと正確な推理をして犯人は自供


今回の被害者はそれを見届け消えた



ハ「毛利さんの推理の正体ってコナン君だったのね!それにあの子の中身は高校生探偵の工藤新一だったみたいねー


事件が解決し解放された私はその場を動かずに居た

江戸川君や蘭さんが一緒に行こうと言ってくれたがお断りした



何故ならもう1人の被害者が恨めしそうにパトカーが消えかかっている道を見ていたから


主「さてと今度は貴方だね?初めまして佐野遥香さん…おいで貴方の無念晴らしてあげる

佐「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙


彼女と目が合った


助けを求める様に手を差し出され真っ黒なそれに触れた


これからは私の孤独な闘いだ
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