DREAM

□夢でもいい・・抱いて・・。
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「・・・ゆな・・・・・」


カカシはその笑顔に答えるようにほほ笑むと、そっと唇を重ねた。



最初は食むように短いキス。


だが、それに応えるようにゆながカカシの唇を求めてきたことで、

カカシの抑えが効かなくなってくる。



「ちょっと待った。

 ・・ゆなちゃん・・?

 これ以上は、どうなるか分かってるよね・・?」



「ん・・分かってる・・。カカシ・・・抱いて・・?」



「まったく・・。俺も・・どうかしてる・・・・。」



酔っていると分かっていても、

聞けば素直な返事が返ってくるゆな。


それを拒めない俺。惚れた弱みってやつだろうか・・。




カカシはベッドに座るゆなと向かいあい、

床に膝立ちのままやや下方から掬いあげるようにゆなに甘く優しく深いキスをした。



ゆなの後頭部を左手で抑え、

逃げないようにすると口内を舌で蹂躙する。



「・・・ん・・・ふ・・・」





苦しさで時折鼻から声が漏れると一旦唇を離したが、

カカシはそのままゆなを背後のベッドへ押し倒し、


上に覆いかぶさると、再び唇を重ねた。



左手で髪を撫で、耳に触れると、甘い声が漏れる。


そのまま肩、腕を撫で掌へ行き指を絡ませると、

その腕を頭上へずらす。


そして腕から体へ移動すると、

服の上から柔らかい膨らみを揉みあげた。




「・・や・・・んっ・・ふぁっ・・・はぁ・・・はぁ・・・」



ようやく唇を解放され、

荒い息遣いをするゆなのシャツとアンダーの下から手を入れ、

ブラのホックを器用にはずすと、

何も覆われていない柔らかな丘を揉みながら、その白い首筋に吸いついた。




「・・あっ!・・・んあぁっ・・・はっ・・」





やがて掌に当たるようになるほど主張をはじめた蕾を指でつまむと、

体がピクンと小さく跳ねた。



「んやぁ・・カカシ・・・あっ・・・」




首筋に柔らかいキスを施していた唇は

やがて左手で覆っていない方の丘にたどり着く。


薄いピンク色の突起を舌で舐めたり吸ったりしていると、

ゆなの喘ぎと体の反応が強くなり、



やがて・・





「やっ!・・・・んああぁっ・!!・・・・・・・」





ゆなの背中がひと際大きく何度かビクンと跳ね、

少しのあいだ硬直して達してしまったようだった。



そのあと、ふっと脱力したかと思うと、急に声が聞こえなくなった。



「・・ん?・・・ゆなちゃん・・・・?」




どうしたのかと顔を覗きこまば、

上気した頬のまま、すぅすぅと静かに寝息を立てていた。



「そーいえば・・・・酔っ払ってたっけ・・・」







ゆなの白い肌にのめり込む様に愛撫に夢中になっていたカカシは、

ゆなが酒で酔っていることをすっかり忘れてしまっていた。




「はぁ・・・、俺も歳甲斐もなくがっついちゃって・・。」



冷静沈着、ポーカーフェイスが聞いてあきれる。



ゆなに求められて拒めなかったのは、

本当にゆなのことを想っているから。


そんな自分を再確認したようで情けない気持ちになったカカシだった。





ベッドで上半身を露わにして寝息をたてているゆな。



このまま中断するのは男として悔しくてたまらないが、仕方ない。

服を着せようと肌に触れてみるとじっとりと全身に汗をかいていた。



汗で濡れたままにするわけにもいかず、

ショーツとブラ以外はすべて脱がし、

服は仕方なくそのまま干した。


ゆなに風邪をひかれては大変なのでタンスから自分のTシャツを出して着せると、

ゆなと同じベッドに寝転んだ。









明日の朝、今夜のこの出来事を覚えていなかったとしても、

俺は全て覚えているよ・・。



告白も吐息も柔らかい肌も、この寝顔も・・。


君が向こうへ帰ることになったとしても、

せめてその日まではずっとこうしていたい・・・。






夢で終わったとしても、

この気持ちだけは絶対に忘れないよ。

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