DREAM

□愛してる
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どこかへ消えてしまうのではと思う事がある・・。
それはきっとゆなが異界の人だからなのかもしれない。
不安になってしまう。




例え君が遠くへ帰る時が来ても、その時まではずっとそばにいたい・・。
孤独な黒を俺の光で明るく照らしてやりたい・・。




「・・・動くよ?」

静かに頷いたのを確認するとゆっくりと動き出すカカシ。

「はぁ・・・ん・・あっ・・・」

やがてすぐに激しくなるその動きに、再び絶頂の波が今度は二人にやってきた。


「あっあっ・・・んあっ・・・や・・・んっ・・」

「・・は・・・ゆな・・・」

そっと目を開けると、苦しそうなカカシの顔が見えた。
カカシも限界が近いのだろう。
それを見てゆな自身も限界がやってくる。


「ああっ・・あっ・・ん・・く・・また・・あっ・・だめ・・あっ・・んんっ!・・」

「ゆな・・ゆな・・っ!」

ぎゅうっと締まるゆなの中にカカシもすぐに追い上げられ、ほぼ同時に二人とも達した。


汗ばんだ二人の身体は、荒い息をして重なり合ったまま動かなかった。

「・・カカシ・・」

「うん?」

「・・・愛してる・・」

「俺もだ。」

カカシは上半身を起こしてゆなを見つめた。

「カカシのその赤い目・・すごく綺麗・・。」

「それ、聞くの二度目だね。」

「え・・?私・・いつ・・」

「あの夜だよ・・。俺のこの目、他の忍なら普通怖がるもんよ?」

「・・・・特別な目なの?」

「ああ・・。昔の友の・・形見だ・・。」

「そうだったんだ・・。私には・・とても優しく見えるよ・・?」


縦に一筋の傷跡の残る左目。その頬にそっと右手を添えて親指でそっと頬を撫でた。
優しく撫でられてカカシはその手の方へ顔を寄せると、その上に自分の手を重ねゆなにキスを落とす。

「・・・!・・カカシ・・?」

「ゆな・・、もう一回。」

首筋にちゅっと吸いつくと、中に入ったままで再び大きさを取り戻した梁を打ちつけ始めた。


「あっ・・・んっ・・・」


ゆなの胸を両方の手で揉みしだき、既に硬くなった突起を指でつまんだりころがしたりすると、ゆなの喘ぎと呼吸がみるみる荒くなっていく。
それに伴って再びきゅっと締まるゆなの中。

「はぁっ・・・あっ・ん・・ああっ・・・や・・んっ・・・あっ・・」

親指で茂みの中の蕾を探り出し、捏ねるように転がす。
再びぶつかりあう身体。

湿り気を帯びたその音が部屋に一定のリズムで刻まれ、響いていく。



「あっだめ・・・あっ・・カ・・カシっ・・んっ・・は・・あぁっ!・・」

「く・・・俺も・・もう・・・」

ゆなを追いあげれば、カカシ自身も追い込まれていってしまう。

何度か強く打ちつけた後、先に達したゆなを追いかけるようにカカシも果てた。

目を閉じ、荒い呼吸をするゆなにキスをする。

「ゆな・・・」

「・・・・・」

だが反応が無い。
見れば気を失うように眠っていた。

「・・ちょっと無理させちゃったかな・・・」

ゆなから自身をそっと抜くと、気づかれないように取り付けた避妊具をはずす。
そしてその中に放たれた白濁に小さくため息をついた。

(ガキみたにがっついちゃって・・。情けないね・・まったく・・。)



裸のままゆなに寄り添い、カカシも目を閉じる。

(もう夜中にキスすることはないだろうね・・)

腕の中に感じる温もりに幸福感を抱きながら眠りに就いた。
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