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□別れ
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「君にはもう飽きちゃったよ。」
彼は私にそう言った。
「君みたいに空っぽな子、つまらないんだよね。」
冷たい冷たい目が私を見つめる。
「じゃあね」
私の顎あげ、半ば強引にキスをしてきた。
お互いに目をあけたままのキスは私の視界を真っ赤に変えた。
口が離れると、
「バイバイ。もう会うことは無いと思うよ。」
そう告げて彼は私の前から消えた。
最後のキスは血の味がしたような気がした。
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