君と私の距離は…?

□私
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元親のバイクに乗ってから数分後に学校に着いた。徒歩だと15分位だ。


『元親、ありがとう』

そういいながら、黒いヘルメットを返す。

「おー、そんじゃあ、俺ぁこっちなんでな」
『入学式はサボるんだろう?』
「ったりめぇよ!あんな辛気臭ぇとこに居ちゃぁ頭おかしくならぁ」


そういいながら、元親はニッと笑う。昔からこの笑顔は変わらないなぁ。


「アニキーーー!!!」


向こうから元親を呼ぶ声が聞こえる。


「おー!今行くぜーー!!!…桜、帰る時連絡くれよ。迎えに行くからな」

『あぁ、分かっているよ。ヨロシクね』


ワシャワシャと少し乱暴に頭を撫で、元親は仲間の元へと向かった。


『…(私も入学式の会場に向かおうか)』


そう思った時だった…。


ザァ…!


強い風が吹き、桜が舞う…。


『ッ…(まるで、アニメやらマンガみたいだな)』


そんなことを考えながら、風がおさまるのを待つ。


桜舞う中、視界の先に光に反射し、何かが光った。


『(あれは…?)』


風がゆっくりおさまる。


『!!?』










___私の視界の先に居たのは…白銀の彼でした。
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