短編

□もしも彼女がイベキャラだったら
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デート[複]

「よし、今日は名前ちゃんと出かけよう!」
(♪♪〜♪♪〜)
(ピッ)
「はい、小波くん? どうかした?」
「名前ちゃん、どこか遊びに行かないか?」
「うんっ、行きたい!」
「じゃあ、駅前で待ち合わせよう!」
「フフ、楽しみにしてるね」

「何か欲しいものでもあるの?」
「うん、ちょっと調理器具を……」
「ちょ、調理器具!?」

「ありがとう! 欲しかったもの、みんな買えちゃった」
「結構本格的なものが多かったね。名前ちゃん、料理できるんだ」
「へへ、料理だけはちょっぴり自信があるの」
「へえ! 名前ちゃんの手料理かあ……いつか食べてみたいなあ!」
「ふふ、私も食べてもらいたいな。今度家に遊びに来る?」
「えっ、で、でも、ご両親とか……」
「ああ、私一人暮らしなの。実家が田舎だから」
「ひ、一人暮らし!? それって名前ちゃんだけが暮らしてるってこと!?」
「え、う、うん、そうだけど……」
「あ、危ないよ! 名前ちゃんになにかあったら……!」
「大丈夫だよ。ありがとう、優しいのね」
「当たり前だよ! 名前ちゃんはオレの大切な女の子なんだから!」
「! も、もうっ、小波くんったら……」
「あれ? 名前ちゃん、歩くの早くない!?」
「小波くんが遅いのーっ!」

体力が20上がった。
筋力ポイントが20上がった。
精神ポイントが20上がった。
名前ちゃんの評価が5上がった。


デート2回目

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