未完成

□やまもとさんおおたさん
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「ななし」

「はい?」

「ちょっと」

「え、ちょ、彩さん!?」


朱里とゆーりと話しとるななしの手を掴んで楽屋から連れて出た


「朱里さん絶対ビックリしてるやん…」

「そんなことより」

「ほかのメンバーの子たちも絶対は?ってなっとる…」

「ななし」


ずっとメンバーの心配をしとるななしの顔を両手で挟んで無理矢理目を合わせた


「なんですか?」

「ゆーりに告白されたんやろ?」

「あ、はい
昨日あの後好きって言われました
もしかして、ゆーりに言ったこと怒ってますか?」

「ゆーりに言ったことに対しては怒ってへん
なんで告白されたことを教えてくれへんかったん?」

「終わってから言おうと思ってましたよ」

「そーゆーのはすぐにでも教えてや」

「やって、メンバーおるからあんま話しかけん方がええんかなって…」


メンバーがおったら話さん方がいいって思っとるってこと?

もしかしてゆーりが言うとったのって…


「あたしと話さん方がええって思っとん?」

「…私すぐ顔に出るから、彩さんと話しとるとメンバーに付き合っとるのバレる可能性があるかもしれないんです」

「わかった。ほんならちゃんと話そ」

「何をですか?」

「ななしはあたしと付き合っとるの、隠したい?」

「隠したい訳では無いです
ただ、キャプテンやし、メンバーにバレたらあかんかなって」

「あたしはななしと付き合っとるって言いたいで」

「…ほんまですか?」

「うん
すぐにでもメンバーに言いたかった
でも、ななしはバレたくないんかなって思ったから内緒にしようってことになったんやけど
ななしはどう思う?」


もしかしたら今までメンバーがおるからって我慢させとったんかもしれんな
初めから話し合って決めたらよかったんやけど、、


「彩さんと話したいです
楽屋でも話したいし、もっとくっつきたいし、一緒に帰りたい」

「よし、ほんなら決まりやな」

「…今まで我慢させてましたか?」

「んー、まぁもっと近くにおればええのにとは思っとったかな」

「一緒ですね」


ニコって笑うから可愛すぎて無意識のうちに抱きしめてしまった

とりあえず楽屋戻ってみんなに公表するか


「と、言うわけであたしら付き合ってます」

「朱里むっちゃいらんことしとったやん!」

「早く教えて下さいよ!!」


手を繋いで楽屋に帰るとメンバーが集まってきたからついでに公表した


「ななし、良かったね」

「ゆーり」

「あたしのやからな」

「わかってますよ
まぁ、私が教えてあげたからですよね」

「それはそうやけど…」

「ゆーりには感謝しとるで!
彩さんも多分しとるはずやから!」

「ふふ、ありがとう」


ゆーりのおかげやけど、これで思う存分ななしと楽屋でイチャイチャできるやん!


-END-


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