未完成

□やまもとさん
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『なぁ、妹おるんやろ?見せてや』

『嫌やわ』

『なんで?見たいねん』

『似てへんもん』

『いいやん
あ、もしかしてデきとるん?』

『はぁ!?アホちゃう!』


隣の部屋から聞こえてくるお姉ちゃんとお友達の声。
親の連れ子同士で姉妹になったから顔は似てへんのは当たり前で、私は陰キャの部類に入るからお姉ちゃんもお友達に会わせたくないんやと思う

でも、私はそんなお姉ちゃんに恋愛感情を持っとる

やって、勉強出来てスポーツできて、クラスの中心をおるような人と一緒に暮らしとったら恋するやろ!?


「お姉ちゃん…」


恋愛感情って言うより、そーゆー目で見てしまう私は隣から聞こえるお姉ちゃんの声で妄想が膨らみ、自慰行為をしてしまうほどの変態

今やってお友達と話しとるお姉ちゃんの声で身体が疼きだす


『妹の名前教えてや』

『ななし』

『へぇ
写真見せてや』

『昔のなら、、』


やばいって!名前呼ばれた!
普段呼ばれんから、、貴重すぎて、むりっ!


「んぁ、おねっちゃ…」


壁に耳をつけて、疼いとるところに手を伸ばす
声を聞くだけでこんなに濡れるとかほんまに変態よな
お姉ちゃんにだけはバレたくない。


『かわいいやん』

『まぁ、可愛いけど』

『さや姉とは似てへんけど』


可愛いって言わんといて…


「はぁはぁお姉ちゃんっ、お姉ちゃんっ…!」


動かす手が早くなり、限界を迎えようと頭が真っ白になる


「んんっ!!んぁ、っ…」


びくんっと身体が震えて腕が壁に当たってしまった


『隣、妹ちゃんおるん?』

『多分おると思うで』

『うるさかったんかな?』

『ただ当たっただけやろ』


びっくりした。
心臓ドキドキするし、バレてへんよな…?


『トイレどこやっけ?』

『出て右』

『ほーい』


はぁ、手洗お…


「おーななしちゃん」

「ぇ、」

「ふーん、最中やった?」


1人でしとったから下は履いてない。
誰か入ってくるとか思ってへんから、鍵なんかかけてへん。

お姉ちゃんのお友達が入ってきてニヤニヤしながら見てくる


「な、なんですか」

「いや、可愛いなぁって」

「ちょっ!」

「1人で満足できた?
この奥とか届かんやろ?」

「ひゃぁっ、」


さっきまで自分で触っとったところに指を当てられ、声が出てしまった


「可愛い声やな」

「やめ、て」

「えーそんな怯えんといてや
満足させてあげようとしとるだけやで?」


こわい…

1人でしたことはあっても他の人にされたことはあらへん。

恐怖で身体が震えて、目に涙が溜まる


「おい」

「おねぇ、ちゃん…」

「人の妹に手出すなし」


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