恋を
□山本と書いてサンタと読もう
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あたしがサンタ
昨日の夜、寝る前に考えたこと話す内容
平常心を保ちながら目の前にいるさや姉に近づいた
「なぁなぁ、さや姉ー?」
「なんやねん」
肩をトントンすると振り向いてくれたさや姉
「どんな名前の人と付き合いたい?」
ベッドの中で考えたこと。
ドキドキしながらも聞けたっ!!
「どんな名前ってどーゆーことやねん」
「やーかーらーっ!!
山本さんとかおるやろ?」
とっさに出た好きな人の名前
「よーわからんわ笑
好きになった人の名前で」
「私はな、三田さんと付き合いたいねん!」
もちろん、本当は目の前にいる山本さんと付き合いたいねんけどな…
「三田ってことはまおきゅん?」
「あ、まおきゅん三田さんやなぁ…」
「まおきゅんと付き合えば?」
やっぱりさや姉には関係ないねんな…
「なぁなぁ、理由聞かんの??」
「なんで三田さんなん?」
「だってな、三田って"サンタ"って読むやろ?
クリスマス、サンタさんからプレゼントもらえるんやで?
嬉しいやん♡」
サンタさんは女の子の憧れやろ??
「そんなにサンタからほしいん?」
「やってクリスマスやで??」
「あたしは三田じゃなくてもサンタになってあんたにプレゼントあげるわ」
「え?」
それって…
期待していいってことなんかな…?
「さや姉が私のサンタさんになってくれるん?」
「お、おう…」
「ふふっ…ありがと♡」
さや姉も同じ気持ちなのがわかったから嬉しくってさや姉に抱きついた
-end-