恋を

□さやももくん(?)
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「彩さん」

「ん?百花やん
どしたん?」

「あ、いや…」

スタジオ内をウロウロしよったら後ろから呼ばれて振り返ると百花がおった

「なんもないのに呼んだんかー?」

「悪いっすか?」

百花はそっぽ向きながら答えた

「悪くない悪くない笑」

頭をわしゃわしゃしながら言うと手を払われた

「百花?」

「あ、すみません…」

??
百花はそのままどっかに行った

「彩ちゃん…」

「美優紀…
また来たんか」

「私、彩ちゃんがっ」

「もぉむりやで
あたしはもぉ好きやない」

「あの時、私がした判断は間違っとったって気づいたんや。
お願い、もぉ1回だけ…」

(ギュッ

美優紀に抱きつかれた

「むりや。」

美優紀をはがして楽屋の方に歩いた

「あれ?百花と上西やん」

角を曲がると百花と上西に座っとった

こいつら、見よったな…

「彩さん、今の元カノっすか??」

「あぁ、一応?」

上西には前に話したことあるけど、百花は新しく入ったばっかやからびっくりしとった

「も、元カノに抱きつかれるとか愛されとるな」

百花の顔が一瞬曇ったけど、すぐに明るくなった

「あたしはもぉなんも思っとらんけどな」

「さや姉は今はバンドだけやもんね!!」

「俺、先に楽屋戻っときますね」

上西が肩に手を置かれたけど、その手を払って百花を追いかけた

「百花」

「グスッ…」

え?泣いとるん?

「百花?」

「こんといてください」

「百花、泣いとるん?」

「彩さんには関係ないっす」

「さっきの見てからやろ、変なの」

「別に…」

横を通りすぎて行こうとした百花の手をひっぱった

「うわっ!」

いきおいがよすぎて百花を押し倒す感じになってしまった

「さ、彩さん」

「なんで変なん?」

「…」

「百花」

「彩さんとみるきーが抱き合っとるの見たら、なんか変な気持ちになった…」

「それって、、」

「嫉妬した」

「みるきーが好きなん?」

「俺彩さんが好きなんかな

なんちゃって」

「…冗談なん?」

「っ…」

百花の顎を持って俗に言う顎クイをしたら百花の目が泳いだ

「百花」

「好きや、彩さんのこと」

「あたしも百花が好き」

「同情はいらん」

「同情やないで
ちゃんと百花が好き」

(チュッ

顔を近づけて百花にキスをした

「これで信じてくれる?」

「お、おう…」

「百花、好きや」

-end-

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