恋を

□あつみなちゃん
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Atsuko said.

目の前で忙しそうに動くたかみな

「少しは来てくれたっていいじゃんか…」

小さいけど大きい背中にぼそっとつぶやくけど本人には届いてない

「ばーか…」

撮影まで少し時間があるらしく各々に好きなことをしている

「あっちゃーん」

「優子…」

優子は隣に座ってきた

「またたかみな見てるの?」

「見てないもん」

たかみなのことなんか知らないんだから

「たかみなのこと、好きだねぇ」

好き?
私が?

「そんなこと、、」

「ないって言いきれないでしょ?」

「言いきれるもん…」

「素直じゃないなぁ笑」

素直だもん…

「あっちゃん、たかみなのこと好きじゃないならあれ、ほっといていいよね?」

優子が指さした先は麻里子と出ていくたかみな

「私に関係ないもん」

「麻里ちゃん、告白するって言ってたけどなぁ」

告白!?

たかみなは小さいけど優しいし天然たらしだから普通にモテる

「告白って…」

「たかみな、綺麗なお姉さん好きだし付き合っちゃうかもね笑」

ニヤニヤしながら言う優子を無視して後を追いかけた

「みなみ、こないだ話したじゃん?」

聞き覚えのある声が衣装部屋から聞こえてきた

「あの事ですよね」

「そーそー
考えた?」

「ちゃんと考えましたよ」

「なら教えて」

あの事って告白の返事って事だよね…?
私だって…

「た、たかみなっ」

「あれ?敦子?どしたん?」

無意識に部屋に入ってたかみなの背中に抱きついた

「あははは笑」

「え…?」

「敦子、大丈夫だよ笑」

え?
どゆこと?

「敦子、私が告白するって思ったんでしょ?」

「だって、優子が…」

「優子、敦子のこと好きだし、からかっただけじゃない?
篠田がみなみに告白とか絶対ないから笑」

麻里子は恋愛感情全くないから安心してって言って頭をポンポンしてきた

「敦子、みなみのこと好きだねぇ」

「べっ、別に好きじゃないもんっ」

恥ずかしくなってたかみなから離れた

「えー好きじゃないんすかー?」

麻里子は面白そうに笑って、たかみなはたかみなでしょげてる

「みなみ、また連絡するー」

「あ、はいっ!」

「じゃ、可愛いお姫様をかまってあげて笑」

「私、お姫様じゃないもん…」

「じゃーねー」

ニヤニヤしながら出てった麻里子

「敦子」

「なんだよー。。」

「私のこと好きじゃないの?」

「はっ!?」

「私は敦子のこと好きなんだけどなぁ」

「な、何言って//」

私のことが好きって///

「敦子は?」

「す、好きなんかじゃ…」

「ん?」

「好き、かも…」

「えへへ」

たかみなは嬉しそうに笑った

だからちゃんと言いたくなったんだ

「たかみな」

「んー?」

「大好き」

「えっ!?//」

「うふふ」

嬉しそうな顔もいいけど、真っ赤な顔もやっぱり

「好き♡」

-END-


はい、両想いで終わってません笑
敦子さんの片想いです。笑
恋する乙女、最高です。♡

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