恋を2

□あつみなちゃん
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Atsuko said.

「敦子、今日からこの子と恋人になってもらうから」

そー言って紹介された背の小さい女の子

けど、初めましてでわなくて、どっちかと言うと顔見知り。
とゆーか、喧嘩相手。

「なんで私がコイツと恋人にならなきゃいけないんだよ!!」

「大人の事情だ。」

パパに言っても大人の事情でくくられて、詳しいことは教えてくれない

「高橋もなんか言えよ!!」

「別に、あたしはおめぇと恋人になってやってもいいけど」

「はっ!//」

高橋に振っても意味わかんねぇこと言われるし…

「まぁ、今日この時間から2人は恋人だから」

よろしくって言って出て行ったパパ

「今から恋人だってさ」

「誰がおまえとなんか…」

「いーじゃねぇかよ、別に」

「むり。人生の損。」

意味わかんねぇ。
なんでこんな正気でいられるんだ?
ふざけんなよ…

「ちょっと出る」

「おいっ!!どこ行くんだよ!!」

後ろでギャーギャー言ってる高橋を置いて部屋を出た

とりあえず行くところがなく、いつもの河原に行った

「喧嘩相手が恋人とかいろいろ無理だろ…」

「恋人出来たのか?」

「え!?」

後ろから声が聞こえて振り返ると優子さんがいた

「前田にもとうとう恋人ができたのか」

優子さんはニヤニヤしながら隣に腰をおろした

「恋人なんか出来てません」

「ふーん」

「なんですか」

「別に」

じーっと見てくる優子さん

「見てこないでください」

「いや、お前顔は可愛いのに恋人いねぇよな」

「どーゆーことですか」

「いや、もったいねぇよ」

「は?」

「作んねぇの?」

作るも何も…

「興味ないんで」

「なら、私がいいやつ見つけてやるよ」

はぁ!?

「ほら、向こうからくるやつとかどーだ??」

ニヤニヤしながら指さす先には…

「高橋…」

「おめぇのせーでみんなからブーイング。」

「なんでここがわかんだよ」

「そりゃ、恋人だからだよ」

「はっ//!?」

「あーやっぱり恋人同士なんだ笑」

驚く私の横で楽しそうに笑う優子さん

「ライバルで恋人ってどんな感じ?
ちゅーとかすんの?」

「優子さん、聞きたいっすか?
もぉ、前田からの誘いとかやばいっすよ!」

「え、前田から誘ってくんの!?
私も前田からの誘い受けとかみてぇなぁ笑」

「いくら優子さんでもだめっすよ笑
前田のあの顔はあたしのもんっすから!」

「えーずりぃぞ、たかみな!」

「恋人の特権ってやつっすよ笑」

ニヤッとこっちを見てくる高橋に1発おみまい

「ってぇな!」

「てめぇが変なこと話すからだろ!!」

「あー敦子ちゃんは内緒にしててほしかったんでちゅねー笑」

「内緒もなにもそーゆー関係じゃねぇよ!!」

「前田は照れ屋か笑」

「照れ屋も可愛いっしょ?笑」

高橋と優子さんは2人で話をどんどん進めてく

「かえる。」

「おい、敦子待てよ」

なっ!?//

「あ、敦子って呼ぶな!!」

「恋人なんだからいいだろ」

いつもみたいに前田って呼べよ
敦子とか…恥ずかしいだろ

「とりあえず、私は帰る
ついてくんなよ」

「はいはい」

「前田、高橋には優しくしてやれよー」

「恋人じゃないんで」

優子さんと高橋はニヤニヤしながら私を見てくる

「なんなんだよ。。」

別に高橋に敦子って呼ばれたからドキドキしたわけじゃない。
名前を呼ばれなれてないからドキドキしただけだ

でも、麻里子に敦子って呼ばれても全くドキドキしない。
麻里子はお姉ちゃんみたいだから?
なら、高橋は?

ライバル、だよな…?

-END-

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