恋を2
□あつみなちゃん
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Atsuko said.
「ねぇ、それやめて」
箸でお皿にあるミニトマトをコロコロしてたら案の定目の前の優子に注意された
「だって…」
「気になるなら連絡したらいいじゃん」
「そんな簡単な話じゃないんだもん…」
「もー!
あっちゃんが連絡しないとあいつ連絡してこないよ?」
そんなことわかってるもん…
けど、そんな簡単なことじゃないんだもん。
たかみなが好きな私は優子によく話を聞いてもらうために利用する居酒屋の個別に来ている
「たかみな、今日なにしてるの?」
「陽菜とデート」
「あーこじぱがなんか言ってたかも」
「ねぇ、なんで陽菜のこと捕まえとかないの」
優子は陽菜と付き合ってる。
ここの2人はいい感じに愛して愛されてるから羨ましい
「あっちゃんだってたかみなに告白したらいいじゃんか」
「それが出来ないから困ってるんじゃんかよー…」
「いい加減たかみなに素直になったら?」
「なれないんだもん。」
「まぁ、それがあっちゃんの可愛いところだよね」
「すぐからかうんだから…」
「本当に可愛いと思ってるよ?」
「優子もチャラ男だもん。」
「あは」
優子はチャラ男だけど、ちゃんと境界線を引いてて、陽菜への接し方と他の子への接し方はちゃんとわけてるから、そこは偉いと思う
「好きなら食べちゃえば?」
「え?」
「好きなものは早く取らないと他の子も好きかもじゃん?」
優子はまだお皿にあるミニトマトを指さして言った
「はやく食べないとなくなっちゃうよ」
そのまま指でミニトマトをつかんでお皿から浮きあげた優子は意地悪っぽく笑った
「やだ。」
「ほら、あーん」
「あーん」
優子から口に入れてもらったミニトマトはやっぱり美味しかった
「今の顔、可愛かったよ」
「べ、別に優子にかわいいって言われてもうれしくないもん」
「て言いながら顔赤いよ?笑」
「うるさい、おじさん」
「はいはい笑」
「もー//」
「あっちゃんはほんとに可愛いから、もっと自信もちな?」
「そんなこと…」
「あっちゃん、そんなに否定するんなら大島さんちゅうしちゃうよ?」
「そんなことしたら陽菜に言いつけてやる」
「あは、それはだめー笑」
って言いながら優子は隣に来た
「なに?」
「ちょっとねー笑」
??
ほんとになんなの??
「ゆうちゃーん」
「え?」
「こじぱとたかみなが来たから笑」
「ちょっ!//」
私今日可愛くないのに!!
「あっちゃんはいつでも可愛いから大丈夫!」
「どーもー笑」
「ちょ、にゃんにゃん」
「たかみなとこじぱそっちねー」
「はーい」
たかみなが私の前で陽菜が優子の前に座った
「あ、たかみ」
「たかみな何飲むの?」
たかみなにドリンクを聞こうとしたら陽菜に聞かれた
「あ、コーラで」
「たかみな、コーラばっかだから身長伸びないんだぞ」
「あんま変わらんやろー!」
「150の壁は高いな笑」
「うぅー。。」
「た、たかみなはちっちゃい方が似合ってるよ」
「敦子ぉー…」
「私は小さいたかみなが好き、だから」
「え?//」
い、言っちゃった///
たかみなは顔真っ赤にして口が開いてるし//
「あ、いや、深い意味はないよ!//」
「あ、うん…///」
とりあえず弁解したけど、隣の優子はニヤニヤしてるし、陽菜はニコニコしてるし
「あっちゃんあっちゃん」
「な、なに?」
優子がコソコソと小声で話しかけてきた
「大島さん、わかっちゃったかも」
「ん?」
「たかみなのこと」
たかみな?
「どーゆーこと?」
「こーゆーこと」
「え?」
優子はサッと近づいて唇の端の方にキスしてきた
「え///」
「あ、優子!!」
「優ちゃんやりすぎ」
「えへへ
あっちゃんが可愛かったからつい」
ニヤニヤしながら私を見る優子は本当におじさん。
けど、そんなことよりたかみながおかしい
「ちょっと、トイレ」
少し怒ってるっぽい感じだったけど、、
「あっちゃん、たかみな絶対ヤキモチだよ!!」
「ヤキモチ?」
「優ちゃんやりすぎだから
たかみな、怒ってたよ?」
「はーい。。」
「ふふ笑
でも、優子ありがとう
トイレ行ってくるね」
「「行ってらっしゃーい」」
個室を出て少し早足でトイレに行った
「あ、敦子やん
敦子もトイレ?」
たかみなは手を洗ってパッパッて払ってた
「たかみな迎えに来た」
「おーそれはありがとう笑」
「ねぇ、たかみな?」
「ん?」
「たかみなは…」
「どした?」
「た、たかみなは私のこと、どー思ってる?//」
「ど、どーって?」
勇気をしぼって言うんだ、前田敦子
「私は!」
「敦子」
え…
「敦子。
あたし敦子のこと、好き」
す、好き!?//
「ま、まって//」
「待てない。
敦子のことずっと好きだった。
優子にはにゃんにゃんがいるのに、敦子にキスしたこと、嫌だった」
「わ、私も!
陽菜とたかみなが出掛けたって聞いて、連絡出来ない自分が、素直になれない自分が嫌だった」
「敦子、付き合ってください。」
「はいっ」
ギュッてたかみなに抱きついたらバランスをなんとか保って支えてくれた
「うー//」
「ははっ笑
敦子どした?笑」
「好き///」
「うん。あたしも好き」
「大好き//」
「あたしは愛してる…//」
「っ〜//」
たかみなはたまにかっこいいから心臓が持たないんだよ?
それはまだ言ってあげないけど♪
-END-