恋を2

□あつみなちゃん
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Minami said.

「きれいやー!!」

「たかみな、うるさい」

いつもの青よりもっと深い青で、テトラポットの近くの海はキラキラ輝いていた

ここは恋人たちがよく来るデートスポット。
ただ、あたしが一緒に来てるのは恋人なんかじゃない
1番大切な親友と

恋人たちがわざわざここまで来る意味がわかんないんだけど。。

「あなたが愛の囁きを助けてあげてるんすか?」

「は?」

「いや、わざわざここまで恋人が来る意味がわからんから…」

隣で意味わかんないって目をしてる敦子

「そろそろ帰るか!!」

原付にまたがってエンジンをかける

わざと山側を通って来た。
敦子のこと、恋愛感情で見てないから。

ただ、あたしは見つけてしまった。
敦子に対する本当のあたしの感情を

「まぶしー」

そー言いながら背中にギュッと抱きついてくる敦子に胸がはずんだ

こんなの敦子に対して初めての感情

信号で止まった時、敦子を見ると夕日と重なって目を薄めた時に綺麗だと思ってしまった
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