好きな人。

□Episode 1
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「まーちゅん、私好きな人できた!!」

「またぁ??
今度はどんな子やろなぁ」


中学の時からの友達のまーちゅんこと小笠原茉由に報告したら
呆れながらも喜んでくれた


「1つ上の山田菜々さんって子!!」

「え、菜々さん!?」

「え、知ってるん?」

「知ってるも何も彩さんの幼馴染みやし」

「さやかさん?」

「山本彩って知らんの?」


やまもとさやか?
誰やねん、それ


「あー名無しは他人に興味ないんやった」

「別に興味ない訳やないんやけど。。」

「好きになっても奥手な名無しは行動できひんもんな」

「しょーがないやんか…」


好きになる子にはだいたい好きな人がおって、行動に移す前に失恋しとった


「名無し、顔は良いんやけどな」

「まーちゅん、顔はってなんやねん!」

「あー全部よかったの間違えや笑」

「うそつき。」

「てか、マジで彩さんのこと知らんの?」

「まーじーで、わからへん。」

「バスケ部のエースで学年、いや学校1のイケメンやで」

「そんな子の幼馴染み?」

「せやで」

「マジかよー。。」


学校1のイケメンの幼馴染みとか相手にもしてくれへんやろーな…


「ちなみに、菜々さんはバスケ部のマネージャーやで」

「バスケ部入る!!」

「あんた、苦手な事は?」

「す、スポーツです…」

「…やめとき、菜々さんの前で恥かくで」

「はい…」

「今日の放課後、バスケ部見に行く?」

「見に行く!!
山本彩がどんな人か見に行きたい!!」

「彩さんはホンマ人気やで
バスケ部の見学とか彩さんのファンの子たちばっかやし」

「う…別に大丈夫…」

「なら、放課後予定あけとってなー!!」


まーちゅんは颯爽と去ってった


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