しちゃいました

□嫌いだから?逆です
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「愛梨ちゃん!!」

「おぉ、名無しやん!」

「えへへ、おはようございます」

「おはよう」


愛梨と話しとると3期の名無しが愛梨の背中に抱きついて笑顔で挨拶をした


「あ、彩さんおはようございます」

「おはよう」

「愛梨ちゃん昨日LINEで教えてくれたやつ、やってみたら成功したんです!!」


愛梨のときあんなに笑顔やったのにあたしのとき真顔ってひどない?


「良かったやん!」

「えへへ
彩さんとのお話終わったら私のところ来てくださいね?」

「了解ー」


じゃあまたーって笑顔で手を振って戻っていった名無し


「名無しと仲ええの?」

「最近懐いてくれたんですよ」

「そーなんや」

「会ったらいっつも背中に抱きついてくるんですよ
可愛くないですか?」

「可愛いなぁ」


あたしにはめっちゃ素っ気ないけどな。


「ひゃっ、愛梨ちゃん!!」

「終わったよー」


あたしとの話が終わった愛梨は名無しの背中に抱きつきに行った


「寂しかったー?」

「少しだけ
でも愛梨ちゃんやからすぐ来てくれるの信じとったで」

「可愛いー♡」


愛梨は可愛い子好きやな
いや、誰でも可愛い子は好きか

名無しみたいな子に懐かれるとあんなに嬉しそうになるんや


「え、好きなん!?」

「ちゃうから!!静かにして!!」


好き?名無しの好きな人の話ってことやんな??

真っ赤になって愛梨の口を塞ぐ名無し。


「誰が好きなん?」

「あ、彩さん…」


気になって声をかけに行くと名無しに目をそらされた


「名無しの好きな人の話、興味ありますか?」

「愛梨ちゃん!!」

「そりゃ、あんな大声出されたら気になるけど、恋愛禁止やで?」

「わかってます」

「ほどほどにしーよ?」

「はーい」


愛梨に好きな人の話するってことは愛梨ではないってことか。
名無しが他に仲良くしとる子って誰やろ

いや、メンバーって決まったわけやないし
もしかしたら地元のやつかもしれへん


「彩さーん」

「あ、ゆーり」


椅子に座って名無しの好きな人を考えとるとゆーりが隣に座ってきた


「名無しの好きな人、気になるんですか??」

「まさかのゆーりも知っとん?」

「聞いたわけじゃないですけど、なんとなくわかります」


ゆーりの知っとる人ってことか?
そーなると限られてくるで。


「ヒント、出しましょうか?」

「それって出してええの?」

「さあ?」

「そりゃあ聞きたいけど、、」


内心はめっちゃ聞きたいけど、本人に確認せずに聞いてもいいんやろーか。。


「名無しの好きな人はメンバーですよ」

「NMB?」

「はい
ダンスが上手くて、鈍感で「ゆーりちゃん!!」あ、名無し」

「なんの話してん!!」

「え、名無しの好きな人の話だけど」


ニコニコと笑いながら言うゆーり


「何勝手に話してん!
てか、なんで知ってんねん!!」

「そりゃあんだけ見とけば誰でも気づくでしょ笑」

「やからって…」

「あ、梓ー」

「こら、逃げるなー!!」


梓のところに逃げたゆーり。
名無しはここにおるんやけど、、


「ゆーりちゃんの話、忘れてください」

「てゆーことはメンバーでダンスが上手くて、鈍感なやつが好きってことやんな?」

「べつに。」


俯いて否定してくる名無し

そんなにあたしには知られたくないってことか。


「ごめんな、もう聞かへんから」

「ぁ。」


名無しの頭をぐしゃっと撫でて楽屋から出た
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