恋を

□おしおき
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「菜々ちゃーん♡」

「みるきーいややぁ…」

「いいじゃーん♡」

「ひゃぁっ//」

「んーいい声!」

「もぉ〜…」

「…彩ちゃんばっかりずるいねん」

「なにがぁ」

「これ!!」

「だ、だって〜…」

「菜々ちゃんはみんなのなんやで?」

「私は誰のものでもない〜」

「菜々ちゃん、ちゅーしよ?」

「え?」

「そしたらやめてあげるで??」

「でも…」

(チュッ

「えへへ♪
ごちそうさま♪」


撮影終わって帰ってきても美優紀と山田のイチャイチャ
あたしが山田とイチャイチャする予定やったんに…

じゃなくて!!
なんで山田も抵抗せんねん!!
あんたはあたしと付き合っとるやろ!!

あーほんまイライラするわ…


「あ、彩!」

「山田…」

「彩??」

「…むかつく」

「え?」


山田とおったら山田に当たってしまうわ

いや、元はと言えば山田のせいなんやけど…


「トイレ」

「あ、うん…」


山田の横を通って楽屋を出た

また戻ったら美優紀とイチャイチャしとるんやろーな


「さやかっ!!
彩待って!!」


パタパタ走ってくる山田の姿。


「なんやねん」

「はぁはぁ…
なんで怒ってるん?」

「おばちゃんなんやから走ったら倒れるで」

「おばちゃんちゃうわ!!」

「…怒ってないで?
トイレくらい行ってもいいやろ」

「怒ってるやんか」


むぅ…ってふくれる山田


「…漏れそうなんやけど」

「あ、ごめん…
行ってきていいで」


シュンとして楽屋に戻っていく山田

こーゆー時だけ察しやがって
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