恋を

□交換条件
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「山田、あたしらの関係がバレた」


彩から突然告げられた一言


「バレたって誰に…?」

「優子先生…」


私は先生。彩は生徒。
そして私たちは恋人
禁断で誰にもバレたらあかんねんけど…

優子先生は彩の担任なんやけど、私にいろんなことを教えてくれる優しい人
…少し変態やけど

私は保健室の先生やねん


「朝のHRの後に呼ばれてん…
それで昨日山田と放課後しよったやろって…」

「彩はなんて答えたん?」

「もちろん否定したで?
そしたらコレ見せられてん…」


彩が見せてきたものは保健室のベッドでしとる写真


「なぁ山田。どないしよ」


どないしよって言われても頭回らへん…


(Prr…


「優子先生や…」


優子先生からの電話…


「出るん?」

「出んとあかんやろ…」


何を言われるかわからへん電話に出た


『もしもし、菜々ちゃん?』

「ゆ、優子先生…」

『もぉ山本さんから聞いた?』

「聞きました」

『なら話がはやい!
今から話したいから来てよ』

「わかりました」


じゃーねーって切られた電話


「優子先生、なんて?」

「今から話そうって…
いかんといけん」


心配そうな顔をした彩


「優子先生なら話したらわかってくれると思うから大丈夫やで」


彩の頭をポンポンしながら言った


「山田、1人で大丈夫?」

「大丈夫やで
ちゃんと話してくるな」


彩を保健室に置いて職員室に行った
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