しちゃいました

□小さい子
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「あ、名無しちゃんや!!」


家の前の公園に行けば小さい子がたくさんおって、その中の1人のみるきーに声をかけられた


「みるきー、相変わらず可愛いなぁ♡」

「わたし、名無しちゃんとけっこんするねん!」

「ふふ、大きくなったらしような?」

「やくそくやで??」

「うん、約束な♡」


5歳のみるきーは私の家の横に住んどる女の子
みるきーはだいたい3人でおるんやけど…


「今日、2人は??」

「ふたり?
ななちゃんとさやかちゃん??」


みるきーと仲のいい菜々ちゃんと彩ちゃん


「さやかちゃんなら、あそこやで!
ななちゃんはまだきてへんねん」


みるきーが指さしたとこにはブランコで高く漕ぐ彩ちゃん


「彩ちゃん、危ないやん」

「さーやーかーちゃーーーん!!」


隣のみるきーが大声で彩ちゃんの名前を叫んだらザザーっとブランコをとめてこっちに来た


「名無しやん!」

「彩ちゃん、危ないやん」

「べつにあたしはだいじょーぶやし」

「もぉ…」

「名無し、あたしとあそぼ!」


私の腕を掴んで引っ張ってくる彩ちゃん


「名無しちゃんはわたしとあそぶねん!!」

「あたしがさきにいったやん!!」

「名無しちゃんはわたしのやもん!!」


両腕を引っ張られて私の取り合いこ…


「み、みんなで遊ぼ??」

「さやかー!みるきー!」

「あ、菜々ちゃんや!!」

「あ、名無しちゃん!!」


パタパタって走ってきてギュッと抱きついてきた菜々ちゃん


「ななちゃんだけずるいー!!」


みるきーはぷくっと頬を膨らまして天使顔


「みるきーもおいで」

「やったぁ!!」


みるきーと菜々ちゃんをギュッとして彩ちゃんを見た

彩ちゃんは…


「あたしも、して…」


プイってそっぽ向いてボソッと


「ふふ、彩ちゃんもおいで」


学校に行けれん私はこーやって公園で小さい子に囲まれて遊んで癒される。

今の私はこの子たちがおればええかな


-END-

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