しちゃいました

□スキスキス
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「さやかちゃーん!!」

「ちょ、名無しっ!」

「あ、ごめんごめん笑」


公演がない日に劇場に行ってみると珍しく彩ちゃんがいて、メイクをしてる背中に抱きついた


「あ、名無しやー!」

「愛梨ちゃん久しぶり」

「名無し、メイク出来ひん」

「はーい…」


せっかく久しぶりに会えたのにー…


メイクしながらメンバーと話してる彩ちゃんを横目で見ながら愛梨ちゃんとまおきゅんのところに行った


「名無し、劇場見てくやろ?」

「あ、はい!」

「スタッフさんが用意してくれとるから」

「はーい
彩ちゃん頑張ってな」

「おう」


円陣をしてステージの用意を始めた彩ちゃん。

かっこいい。好き。










「おつかれさまです」

「名無しちゃん、これからみんなでご飯行くんやけど行かへん?」

「あ、今日はちょっと…」


公演が終わって一足先に帰ろうと用意しとるとまおきゅんが声をかけてくれた


「名無しこーへんの?」

「さやかちゃん!」

「名無しは来ると思っとったわ」

「行きます!行かせてもらいます!」

「どっちやねん笑」


彩ちゃんが行くなら行く!!


「ほんま、名無しは一途やなぁ」

「…彩ちゃんのこと?」

「以外あらへんやろー」

「だって好きなんだもん」

「それはみんな気づいとるから笑」


彩ちゃんは他の子達と話し出した

関西弁かぁ。
私も関西弁勉強しようかな
彩ちゃんとおそろいだし♡


「愛梨ちゃん、関西弁教えて!!」

「急すぎやろ笑」

「いいの!
とりあえず今すぐ教えて!!」

「ええけど、何から教えたらいい?」

「えー会話とか?」

「ならとりあえず愛梨の真似したらええと思うで?」

「わかった!」


ご飯に行ってもずっと愛梨ちゃんの隣で関西弁を学んだ


「名無しまたなー」

「あぁ!!」


ずっと愛梨ちゃんの隣にいたから忘れてたけど、彩ちゃんと話してないじゃん…


「さ、彩ちゃん!!」

「…帰ったけど?」

「え、」


まじか…
私は馬鹿か。。


「名無し」

「彩ちゃん!!」


落胆しとると彩ちゃんの声が聞こえて顔を上げると彩ちゃんが戻ってきとった


「これ、渡すの忘れとった」

「なにこれ?」

「お土産」

「お土産?」

「名無しほしいって言うとったから」

「プレゼント?」

「やからお土産って言うてるやん笑」

「やばい、大事にする!」


初めての彩ちゃんからのプレゼントやもん!

家に飾ろうかなぁ


「ほなまたな」

「うん!」


手を振って帰っていった彩ちゃん

かわいい。好き。


-END-


続きそうで続かない話。

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